日本弁理士会ラジオ

ON AIR情報

第26回 11月30日放送

弁理士ラジオ 弁理士会マスコットキャラ はっぴょん

出演 弁理士:吉本力先生 進行:富山幸代

今日は商標の出願と意匠の出願について実際の手続きに沿ってお話しします

商標出願に必要な書類は? 書類を準備するのにどのくらいの時間がかかるの? 権利取得までどのくらいの時間がかかるの? など、実際の出願の手続きの流れに沿ってお話しします。

ラジオトーク

富山

日本弁理士会プレゼンツ「こちら私的財産相談室」の時間です。こんにちは富山幸代です。この時間は日常生活での出来事や、身の回りのものを通じて知的財産の意味や大切さを学ぶ番組です。今週の番組の回答者は日本弁理士会広報センターの吉本力さんです。

吉本

こんにちは弁理士の吉本です。

富山

吉本さんこんにちは、どうぞよろしくお願いします。早速ですが吉本さん、前回は特許権と実用新案の出願を体験しました。予想はしていましたが、とても個人ではフォローしきれないなというのが実感です。

吉本

そうですね、正直言って大変煩雑な作業です。でも富山さん、はじめてにしては理解が早かったと思いますよ。

富山

ありがとうございます。では吉本さん今日はどんなお話をして頂けますか?

吉本

今日は「商標権」と「意匠権」の出願にトライしてみましょうか。

富山

「商標権」と「意匠権」に実際にトライをするんですね?

吉本

はい、それではまず「商標権」の出願についてトライしてみましょう。商標はですね、お客様が商標、これを使いますという文字とか、図形とか、記号、あるいはロゴマークですね。ああいったものをお客様が持って来られるんですけれども、それをどういった商品とかサービスに使用するか、そこを決めないと出願もできないですね。それを調査することもできません。これを決めるのが結構大変なんですね。その商標を使用する商品とかサービス、全ての商品サービスっていうことは指定できないので。例えばレストランにですね、飲食物を提供するというサービス、とですね、レストランでテイクアウトありますよね。テイクアウトするその商品それぞれについて、それぞれ別の商品、サービス、になりますので、それをどれを指定するかっていうのを決めるのに細心の注意を払わないといけないんです。でそれを指定してはじめて出願しようとする商標を他人が権利を取っていないかどうか、という「商標調査」をすることが出来るようになるんですね。

富山

同じ名称があるかどうか調べる「商標調査」、これが大きなポイントになるという事ですね。

吉本

はい。自分の使いたい名称、それが既に他人によって権利を取られていると、その出願そのものが無駄になってしまいます。では続いて「意匠権」の出願にもトライしてみましょうか。意匠はですね、デザインを保護する権利ですので、そのデザインを特定するために「図面」というのが必ず必要になります。原則として「六面図」、六つの図面、各方向から見た図面ですね、これが必要になります。それから場合によっては「斜視図」という斜めから見た図ですとか、「断面図」そういったものを参考図として添付することがあります。

富山

そうなんですね。登録か否かが決まるまでに、どのくらいの時間がかかるんでしょうか?

吉本

そうですね、商標権は「早期審査」という制度を使うと1ヶ月とか2ヶ月で登録される場合があるんですけども。通常は4ヶ月~半年ぐらいが目安になってますね。一方、意匠の方ですが、意匠は通常半年~1年ぐらいが目安となってます。

富山

特許権に比べると随分早い気がします。

吉本

はい。ただ忘れてはならないのが、特許とか実用新案と同じようにですね、商標は意匠も依頼を受けて、すぐに出願できるというわけではないというところです。商標は意匠も通常は調査を行いますので、その調査にかかる時間ていうのも考えておかないといけませんし、意匠の場合はその図面の準備にかかる場合もあります。

富山

特許や実用新案のように依頼してから出願するまでに数ヶ月かかる場合もあるんですか?

吉本

いえいえ、それほどかかることはめったにないですね。一応半月~1ヶ月ぐらい見ておいて頂けたらいいかなと思います。

富山

特許や実用新案に比べて早いとはいえ、権利化するまでには商標権で半年くらい、意匠権だと1年ぐらいかかると思っておけば良いということですね。これはこれで細心の注意が要求される作業で、個人で出願というのはかなり難しいような気がします。弁理士さんの助けがなければ1人でできるものではありません。

吉本

はい、そんな時に出番となるのが私ども弁理士です。特許権、実用新案権、意匠、商標そういったところの強い味方となる存在です。日本弁理士会には無料の相談室ありますのでこちらをご活用ください。詳しくは日本弁理士会ホームページをご覧ください。

富山

吉本さんありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

吉本

ありがとうございました。

富山

なお、今日のこの番組は番組ホームページでいつでも聞くことができます。「弁理士 ラジオ」で検索してください。「こちら知的財産相談室」この番組は日本弁理士会の提供でお送りしました。また次回をお楽しみに。お相手は富山幸代でした。

〝知的財産〟って何?

私たちの身の回りでは、新しいアイディアを備えた新製品が次々と生み出されています。しかし、それらは簡単に模倣でき、価値を奪われてしまう危険性もあります。そこで役立つのが「知的財産制度」。新しい技術や作品、商品名などの模倣を一定期間禁止することで、保護してくれるのです。

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〝弁理士〟って何?

弁理士は、保護したい新しい発明やアイディアが、すでに別の人によって登録されていないかどうかを調査してくれます。そして、特許庁への出願手続きも代行します。特許出願を弁理士に頼むことで、「高い確率で」「手間を掛けずに」「正しい権利を」押さえることができます。

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